前立腺肥大症

- 前立腺 -
 膀胱に隣接し尿道を囲む男性の臓器で精液の一部を作ります。前立腺により尿道が圧迫され排尿に関する色々な症状をきたす病態が前立腺肥大症です。前立腺は50歳以降、年齢とともに大きくなります。(元々はクルミ大サイズ、70歳以上では肥大症は80%に認められるが、治療を要するのは25%程度など、個人差があります)
 前立腺癌との共存について血液検査でチェックを行います。

1.原因
 男性ホルモンの変化が前立腺肥大症に影響する可能性は考えられていますが明らかではありません。肥満、高血圧、高脂血症といういわゆるメタボリック症候群との関連が明らかです。


2.症状
 排尿症状(排尿困難、尿が出ない)、蓄尿症状(頻尿、夜間頻尿、突然の我慢できない尿意や尿漏れ)、排尿後症状(残尿感、排尿後尿滴下)


3.診断
 問診(排尿の困り具合、アンケート)、超音波検査(前立腺の大きさ、残尿量)、尿流測定(尿の出方)、残尿測定(排尿後の残尿量)、直腸診(大きさ、前立腺癌の有無)、血液検査(PSA=前立腺癌早期発見)


4.治療
 まず、薬物療法、その困難な場合に手術療法です。
薬物療法:排尿時の前立腺部尿道の筋肉を緩める、男性ホルモンの働きを抑える、漢方薬
手術:内視鏡手術(経尿道的前立腺切除、レーザー等)、開腹術(近年は稀)

※当科では、30年度の360件の手術中10件行っております。薬物療法の発展により、症例は減少傾向にあります。

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