内視鏡室のご紹介

日本人の約3人に1名が癌で亡くなる時代となりましたが、早期の癌は「自覚症状がほとんどなく」血液検査でも見過ごされてしまう可能性があります。その意味から、内視鏡による癌の早期診断・早期治療は大変重要なものとなっており、今後も検査の機会は更に増えて行くものと思われます。

 内視鏡室機器や技術の進歩には近年目覚ましいものがありますが、当院では平成24年度に約5,000例の上・下部消化管内視鏡検査実績があり、スタッフ一同「最新で安全な医療」を提供できるよう、日々研さんしております。しかし内視鏡治療検査では、一定の確率で偶発症が生じることも報告されています。そのため当院では、事前に十分なインフォームド・コンセントをさせて頂いており、更に各種ガイドライン(胃癌 大腸癌 胆膵)、内視鏡洗浄マニュアル、抗血小板・抗凝固薬服用の方には「抗血栓薬服用者に対する消化器診療ガイドライン」に基づき、診療しています。


下部消化管の内視鏡写真
通常観察 拡大色素観察 切開剥離 半年後

消化器内視鏡検査実績及び診療内容

処置 H27 H28
 上部消化管内視鏡 3,305 3,237
 下部消化管内視鏡 2,323 2,093
 EMR 640 658
 ESD 28 25

 当室では通常の内視鏡検査に加え、食道静脈瘤硬化療法(EIS) 、内視鏡的静脈瘤結紮療法(EVL)、内視鏡下粘膜下層剥離術(ESD)・内視鏡下粘膜切除術(EMR)、内視鏡下ポリープ切除術[ポリぺクトミー](上部・下部)、内視鏡下止血術(上部・下部)、内視鏡下バルーン拡張術、ステント挿入(上部・下部、胆膵)イレウス管挿入術(経肛門的、経鼻)、内視鏡下十二指腸乳頭切開術(EST)及び結石除去術などを行っています。
 
 近年大腸にも内視鏡下粘膜下層切開剥離術(ESD)が適応となり、従来の大腸内視鏡下粘膜切除では技術的に切除不可能であった病変の一部も切除出来るようになりました。また、拡大内視鏡や画像強調検査(NBI)を利用して、病変が内視鏡切除の適応病変かを判断した上で病変を切除し、詳細な病理診断を行うことが可能になりました。

・診療時間帯には、吐血・下血の患者さんに対しても、可能な限り緊急内視鏡
 検査を行える体制を取っております。
・出来る限り苦痛が少い検査を受けて頂くために、鎮静剤あるいは鎮痛剤を併用して検査を行うこと
 が可能です。覚醒されるまでの間、安静室(リカバリールーム)にてお休みして頂きます。

 消化器内科部長兼外来化学療法センター・超音波・内視鏡室長 太田 一樹 おおた かずき 
出 身 校  金沢医科大学
専門分野  消化器内科、がん治療
資  格  日本消化器内視鏡学会認定医・指導医
 癌治療学会治験臨床医
 ヘリコバクター・ピロリ学会認定医
コメント  ヘリコバクター・ピロリ除菌療法を行っております。

 消化器内科医師兼内視鏡室副室長 上山 三鈴 うえやま みすず
出 身 校  順天堂大学 
専門分野  消化器一般
資  格  日本内科学会認定内科医
 日本消化器病学会専門医
 日本消化器内視鏡学会専門医
コメント  お腹の調子が悪い時やご不明な点がございましたら、お気軽にご相談下さい。