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江東病院薬剤師 田中さん インタビュー江東病院薬剤師 田中さん インタビュー

現在私は、整形外科病棟の常駐薬剤師として働いています。患者様の持参薬の鑑別、ベッドサイドでの服薬指導・服薬状況の確認、副作用のモニタリング、処方のチェックなど、仕事は多岐にわたります。ひとりで40人程度の患者様の薬の管理をする責任は大きいのですが、医師、看護師、リハビリスタッフとコミュニケーションをとりながら、チームの一員として患者様の治療に当たれることに、やりがいと楽しさを感じています。 江東病院は、中規模の病院でありながらさまざまな科があるので、幅広い薬を扱っています。IVHや化学療法の混注や、緩和ケアチーム、外来化学療法チーム、感染対策チームなどに薬剤師が積極的に関わり、薬局内での勉強会も盛んに行われています。また、入職する前に江東病院の薬局を見学した時から、職場の雰囲気は明るく、和気あいあいとして、働きやすい環境であるところが魅力だと思っています。

薬剤師に求められるのは対応力と集中力

中学2年の時、『ホットゾーン』というエボラ出血熱のパンデミックを防いで、世界を救った医療チームの実話を読んで感動し、「人を助けたい!救いたい!」と思って薬学部に入りました。その後、別の仕事をしていたのですが、祖父母の入院をきっかけに、やはり「薬剤師として病院で働きたい」「自分が少しでも役に立ちたい」と思い、資格を取ってから約10年のブランクを経て薬剤師になりました。 病棟で働き始めていちばん大変だと感じたのは、次々とやってくる要請を受けて、さまざまな仕事を同時に進めなくてはならないことでした。医師や看護師と連携し仕事を進めていく以上、常に臨機応変に対応する力、仕事に優先順位をつけて処理する力、それでいてミスをしない集中力が求められます。最初の頃は、自分が何かをしている時に、あちこちから声をかけられ、それに対応しているうちに、自分が何をしていたのかわからなくなってしまう…ということもしばしばありました(苦笑)。 そんな私がいちばん心がけていることは、「曖昧な表現をしないこと」「端的に伝えること」です。また、専門分野の勉強会に参加したり、医師と看護師で行う回診に同行させてもらいながら、わからないことや疑問点を出し合い、互いにクリアにしています。このように多職種と円滑なコミュニケーションが取れるようになることも大切な仕事のひとつです。

自分の中にある「思い」を大切にすること

今、調剤薬局では、「かかりつけ薬剤師」の制度ができたり、在宅訪問が推奨されるなど、地域包括医療システムの中での薬剤師の役割は重要になってきています。病院薬剤師もチーム医療が推奨され、多職種との連携が欠かせません。薬の専門家として薬剤師に求められるスキルはもちろんですが、いろいろな人とスムーズにコミュニケーションをとる力が本当に大事だと感じています。人と接するのが苦手という人もいるかもしれません。でも、医療に従事している人はみんな、心の根底で「患者様の病気を治したい」「痛みを癒したい」という気持ちを持っているはずなので、そこに向かっていくことで、苦手は克服できると思います。
私が仕事を通じてうれしく思うことは、患者様の薬への質問に答えた時に「不安がなくなった」と言われること。そして、もう一つは、ベッドサイドでの患者様のおしゃべりにちょっとお付き合いし、「おかげで元気になったわ」と言われることです。患者様にもいろいろな性格の人がいて、時に傷つくこともありますが(笑)、病に苦しみ、助けを求めている方々であることを念頭に置いて、相手の立場に立って考え、「何を大切にすべきか?」を考えて行動するようにしています。薬剤師という仕事を選んだ皆さんにも、自分の中にある思いを大切にしながら、日々がんばってほしいと思います。
※職名及び経験年数はインタビュー当時のものです。

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