研修医リレー日誌2005 Jul

志水  今日は私の江東病院内科での一日を紹介しましょう。

 おはよう!今日もいい天気。爽やかな風を受けながら早朝の日本橋を抜け、いつもの江東病院へ。病棟着。今日は土曜日。朝7〜8時くらいには病棟をラウンド開始です。患者さんの朝食が8時に始まるのでそれより前に全ての皆さんに会いに行けるかがポイントです。
 わが愛車も、愛媛から東京へと引っ越してきた。早朝の大島の町は意外と空気が澄んでいる。頬をなでる風に気持ちが引き締まるのを感ながら病院へ。
「あら先生、早いのねぇ」さっそくご婦人方の朝の井戸端会議に混ぜてもらったら、ほら♪ハッピーな一日の始まりです。
 レジデント(研修医)が病棟でまず第一に学ぶべきことは業務の流れを知り、スタッフ間の連携をスムーズにとることです。
 上級医、そしてコメディカルの皆さんがどのような動きをしているかを知ることは必須です。そのために必要なものは挨拶、笑顔、思いやり、コミュニケーション能力、軽快なフットワーク、そして適度なユーモアのセンスでしょうか。 
  患者さんの目線に合わせてお話をする。今日のおばあちゃんはいつもより饒舌だ。この調子なら退院は予定よりも早まるかもしれない。
 レジデントは医者のヒヨコだから目にした新しい色々なことをひとつずつ学んでいきます。病院の中ではもっとも未熟なポジションですが、そんなレジデントでこそできることもあります。それは、より近く患者さんに寄り添えること、そして教育を「教わる側」から考えることができること。
 私も上級医の教育の方法論を日々、見て感じて吸収しています。もちろん教育する側としても、来年新しく入ってくる後輩の指導のために面接・診察技術などをガンガンにトレーニングする毎日です☆
 看護師さんの申し送り事項には、大切なことが含まれていることがある。あれ、あの患者さんそんなことをホントは考えていたんだ、とハッとすることもある。
 江東病院に来て一番びっくりしたこと、それは…。江東病院の上級医の先生方は、人間性の面からも将来の手本となる先生の率が極めて高い。勉強になるし、とても気持ちよく働ける。適度な距離感の「後輩ラブ☆」が伝わってきて、何よりそれが心地いいのです。
 透析回路のチェック。手順はずいぶん習熟したはずだけど、指導医の先生からは、細やかなアドバイスを受けることがまだまだ多い

 さ〜て、昼メシの時間(イェ〜イ☆)。毎日のご飯がおいしい、それはとても幸せなことです。食後。さっそく午後の仕事開始。内科医の仕事というのはどうしても全体の7割がデスクワーク、患者さんに会えるのはできて3割くらいかもしれません。(少なくとも今の私にとっては)いかに効率よく指示出しやその他の作業を終わらせて患者さんに会える時間を多くとるか。たとえどんな患者さんでも、担当医がちらっとでも顔を覗かせてくれることは嬉しいもの。患者さんにとってはそれがその日の一大イベントだったりもします。だからできるだけ患者さんのそばに。それが目下、私にとって大事な命題の一つです。
 体が資本の研修医だからきっちり食事を!今日は抄読会に向けて、ニューイングランドジャーナルのケーススタディがおかずだ。この症例は興味あるなぁ。

 夕方。ちょっと休憩してカフェでのんびり・・・なんてのは去年の学生時代まで。さ〜続いてバリバリ働こう!この時間帯、なぜかいつも気分がノってきます。今日もそろそろ仕事終わり。レジデントが夜帰る時間は仕事によりまちまちですがこの仕事が幸せなので、私の場合けっこう遅くまで調べものなどして病院にいたりします。江東病院のレジデントルームや内科医局はネット完備、up to dateも導入しているので学習環境としてもかなり♪最適です。
  先ほど入院した患者さんのCT所見を自分なりに読影して、指導医に報告する。指導医はすぐこの病棟に向かってくれるとの事。相変わらずのフットワークの良さに感心。

 さて、今日もお疲れ様。今日はこれくらいで切り上げて帰ろう!そうだな・・・連日の当直の疲れがたまってきてるしじゃ今日はこのあと深夜スパでリフレッシュしよっか☆明日は日曜日。患者さんの容態も今のところ安定してるし午後からオフ予定。というわけで、キラキラに楽しんじゃおう!!それじゃ、また明日♪
☆見学にこられる医学生の皆さんへ☆
 日々の勉強や生活で忙しい中、今日はこのblogに来てくれてありがとう。江東病院は研修病院としてはまだまだ若い病院ですが、とにかく!フレッシュな若い(新人)ドクターを求めています。「良い医師」というのは、勉強というよりまずは活動的でキラキラ温かいハートにあふれた、そんな医者かもしれません。
 手洗いは基本中の基本。一日何回手洗いをするのだろう。でも、一日の最後の手洗いとなると少しほっとする。

 オーベンも含む全ての先輩の目から見て、「ああ、この人はいいな。出来る限り彼(彼女)の研修をバックアップしてあげたいな…。」そう先輩に思わせてしまうような後輩というのは、多少荒削りでも、ピュアなやる気、素直さ、そして何よりポジティブ思考で前向きな明るさにあふれているそんな気質を持っている人じゃないかなと思います。
 カルテ記録は内科医の基本です。誰が見ても、わかりやすく恥ずかしくない記載を心がけています。

 実はすでに今年も、沢山の個性豊かな学生さんが全国から続々と江東病院に見学に来てくれています。彼らの多くがこの病院に是非来たい、と言ってくれていることは私達スタッフの誇りであり、エネルギーの源です。私達レジデントも、そんな希望にあふれて忙しい中この病院を訪れてくれる学生さんたちには、できる限り有意義で素敵な時間を一緒にシェアしたいなと考えています。マッチングや卒業試験、国家試験など大変だと思いますが、是非縁があって一緒に仕事できたら、とても嬉しいです。楽しみに待っています。
 手始めに先月からさっそく、今度入ってくる後輩のために様々なレジデント用の診察技術テキストを作成しているところです。(すごいのが出来つつあるよ☆)
お楽しみに♪



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