研修医リレー日誌2007 Jul

志水  研修医の池田です。今月のリレー日誌は私が担当します。

 私は外科系研修の前半を麻酔科で研修しました。麻酔科ではオペに入る各科の患者さんの病態を把握しなくければなりません。
はじめは慣れずに大変でしたが、科にとらわれることなく患者さんの病態を把握するということはとても勉強になりました。
 麻酔科は出血時間や呼吸機能等、各患者さんの基本的な機能状態を理解しなければいけません。
 ドクターコールがなる瞬間は、今でも体がビクッと反応して緊張する。これから緊急患者さんが搬送されてくるとの連絡だ。  

 それだけでなく、各科で処方されている薬剤どんな物であるかに対してにも気を配らなければいけません。薬剤によっては、麻酔を行う危険性が増大してしまうものやオペ自体が危険なものとなってしまうものまで様々な特性を持つものが多数存在するからです。
  救急蘇生に備えて、気管内挿管用器具やアンビューバッグのチェックをしておくのも重要な作業だ。
 麻酔科の指導医の先生からは、初めて病院で医療行為を行うことでもあり、自分が病院の中で何かわからないことに遭遇した際に、どのように対処したらよいかということから始まって、研修医として基本的にどのような姿勢で学んだらよいかということまで、それこそ一から十まで丁寧に教えていただきました。その中には医師としての心構えも含まれていました。
 どうやら急性腹症で、緊急の開腹術を行うことに決定したらしい。術中の手順を頭の中で反芻しながら手指の洗浄を行う。緊張感が体を走る。

 麻酔科の手技は専門性が高く、最初はわからず戸惑うことが多かったのですが、徐々に日数を重ねることによって自然と技術は身に付いてきたように自分では感じています。それに伴って、最初は見学だけであったような手技も色々と経験させてもらえるようになり、充実感を感じながら、そして相変わらず少し緊張しながら、充実した研修生活を過ごしています。 
 無事手術は成功した。ホッとする瞬間ではあるが、術後の覚醒までは麻酔科の管理だ。術中に受けた指導医からのアドバイスを再度検討して次回の麻酔に活かすことも大切だ。



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