研修医リレー日誌2008 May

相川達郎
  私は今、腎臓内科をローテートしています。私の1日はまず朝7時からの採血から始まります。5階病棟の患者さんの採血を担当しています。

 最初は採血にも慣れず時間がかかり緊張の毎日でしたが、今は少し慣れてきてスムーズにできるようになってきたと思います。2年目の先輩方、看護師さんたちに教えていただきながら、1年目の研修医仲間と練習しあいました。採血をすることによって、自分の受け持ち患者さん以外の患者さんとも接する機会ができ色々な患者さんと触れ合うことができます。


 そして採血が終わったら受け持ち患者さんの温度盤のチェックをし、血圧・血糖値・尿量などに変化はないかを見て、まずは1人で患者さんをラウンドします。ラウンドを終え、今朝の状況を指導医の先生に報告し、その日一日の指示をもらいます。そして指導医の先生と一緒に再度ラウンドします。


 昼には内科の薬の説明会や、研修医のためだけにも薬の説明会をしていただくこともあり、とても勉強になります。午後にはその日の検査の結果やデータを見て、病態を考え、次にどのような検査が必要になるか、治療方針をどうするかということを指導医の先生と一緒に考えます。そして、診察、検査の結果や治療の開始・変更など、その日にあったことをカルテに記載します。

 私がよく指導医の先生に注意されることは、「患者さんが何か症状を訴えている時にそれをそのまますぐに報告するのではなく、患者さんのバイタルは、胸の音,呼吸の状態、お腹の音、お腹を触って痛みはあるか、検査データはどうか、レントゲン,心電図に変化はあるか、どういう鑑別疾患が考えられて、どういう検査をしたらいいと思うか、ここまで考えてから報告するように」 ということです。なかなか上手くはいきませんが、少しずつ実践できるように気をつけています。


 4月から研修医としての生活が始まり、最初は分からないことばかりでとまどう毎日ですが、その中でも私が特に重要だと思うことは“患者さんとよくコミュニケーションをとる”ということです。検査がいくつも続くと、「結果はどうだったのか、何でこんなに沢山検査をしなくてはいけないのか」と、患者さんは不安になります。そのために検査の方法など、「どうしてこの検査が必要なのか、これからどういう治療をしていくか」ということを、患者さんに分かりやすく説明することが大切です。
ご家族ともお話をして、病状と治療の説明をし、患者さん及びそのご家族が“今何を望んでいるのか”を、聞くことが重要だと思います。

 患者さんに喜んでもらえることばかりではありませんが、「ちゃんと説明してくれてありがとう」と言ってもらえた時にはとても嬉しいです。患者さんに喜んでもらえる医療ができるようにこれからも頑張って勉強していきたいと思います。



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