研修医リレー日誌2009 Oct

明石 憲尚
  バトンをDr明石からひきつぎ、今回は研修医1年目の大亀(濁点なし)が担当させていただきます。
 バトンを渡されてから、幾日が過ぎたのでしょうか?6月にバトンをいただき、この日記を書いている現在は10月…。早4ヶ月経ってしまっております。
研修医室で黄昏ています。
 私は、4月から循環器内科→呼吸器内科→腎臓内科をそれぞれ2ヶ月まわってきました。それぞれの科において、日々のスケジュールは違いましたが、基本的な行動は変わりませんでした。朝患者を診て回り、状況をつかみ、9時頃になると朝の採血のデータや、画像データなどが出てくるので、確認。そして、9時半を超えると、その日の一日の運命が決まる電話がかかってくるのです。
 「おはようございます、内科外来です」というさわやかあいさつから始まる電話!!! そう、それは、その日の入院患者の振り分けについての電話なのです。待ち患者数が10〜15人という状況での新規入院患者様依頼なら、「おはようございます」と元気に答え、16〜20人だと少しトーンが下がり、21〜25人だと意識障害がおきてしまい挨拶をわすれてしまう状況になってしまいます。

針刺し中 冗談はさておき、担当の入院患者さんが入ってくると、患者さんのところに挨拶に行き、問診から身体所見をとり、その後の方針を上級医と考えていくというステップを踏んでいくわけです。そして、新規入院患者様の対応が終われば、その他の入院患者様の治療や検査や処置を行っていきます。
 このような日々が続く中で、それぞれの科の特徴的な疾患や、科独特の考え方・治療方針などを6ヶ月で学んできたのではないかと思います。

 6ヶ月間の内科研修を終えた今、日記ならぬ自分なりに感じた当院の研修の特徴と感想を述べて次の走者にバトンを渡したいと思います。
 江東病院での研修は、少数の患者をじっくり診て学ぶ大学病院とは違い、多数の患者を担当します。さらに、大学病院みたいに頻繁にカンファレンス(カンファ漬という状況)があるわけではなく、また、毎回DEEPなところまで突っ込むという感内科を終わり麻酔科回っています。オペ室まえにて。じではありません。そのため、一つ一つの疾患を深く掘り下げて考えるという事は大学病院などと比べるとできにくい環境ではあるかもしれません。
 しかし、一方で多くの利点はあります。当院は団地に囲まれ、江東区の中で大きな病院の一つであり、ある専門科に特化している病院というわけではないため、さまざまな疾患をもった患者が訪れ、それらを経験でき、巷に溢れている疾患を学ぶことができます。例えば喘息発作や間質性肺炎の急性増悪の患者様など大学病院にて学生実習をしていた際にはほとんど診ませんでしたが、多数来院します。疾患を深く掘り下げ難い分、繰り返し同じ疾患を経験することにより、知識と経験を得ることができる環境であります。「初期研修期間では、それぞれの科のエッセンス&巷に溢れる疾患を!そして、DEEPに掘り下げることは専門科に進んでから!」と考える方にはもってこいの病院だと思います。

 結局の所、どこの病院(大学病院VS市中病院)でも長所・短所はあり、長所を大いに活用し、短所を補いつつ自分で学ぶ気持ちをもって取り組んでいけばどうにかなるのであろうと思う自分、そして、そうしていればもっと学べたのではないかと反省している自分がいます。
 「どのような環境であろうと、結局、その人次第」、そう思う内科研修6ヶ月を終えた大亀でした。

  現在建設中の新棟。2階までできあがっています。



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