研修医リレー日誌2009 Jul

明石 憲尚
 私の臨床研修は4月の腎臓内科からスタートしました。腎臓内科では腎不全の患者様に輸液や薬物治療、食事療法、血液透析などの治療を行っています。医師になって初めてのラウンドで右も左もわからない私に、上級医の先生をはじめコメディカルスタッフの皆さんは時に優しく、時に厳しく指導して下さいます。

医師の基本は採血ということで、毎朝東5階病棟で患者様の朝の採血をやらせていただきました。初めは採血器具の使い方も全くわかりませんでしたが、毎日やっていると採血の動作が少しずつ身に付いてきます。
 長期間点滴をされている患者さんでは、手がむくんでいて、血管が見えにくい場合があります。そんな時は、とにかく少しでも良い血管がないか探すことが重要です。

 腎臓疾患に関しましては、患者様の水分に関する1日のin-out balanceをモニターすることが重要であり、1日の飲水量と食事量、尿量を毎日チェックして、脱水や溢水が起きないように気をつけています。
 当院の腎臓内科では“急性腎不全から慢性腎不全の保存期〜透析期に至るまで多彩な症例”が経験でき、腎不全の長期管理についてとても貴重な経験を積むことができました。また、腎臓内科には糖尿病の患者様も多く、糖尿病にたいする食事療法、インスリン療法についても多くの経験を積むことができます。インスリン療法に関しては、院内勉強会、製薬会社主催の説明会で最新のインスリン製剤、調整法について勉強することができ、その成果を実際の臨床ですぐに患者様に還元することができます。

 6月からは消化器内科で研修中です。消化器内科には腹痛を訴える患者様が多く来院されます。腹痛の初期診療では、問診(いつから、どれくらいの痛みか、腹部のどのあたりが痛いか)、腹部の理学所見が重要です。反兆痛がある場合は腹膜炎の可能性があり、外科にコンサルトして手術の必要性を検討します。消化器内科では多彩な検査方法があり、エコー、CT、消化器内視鏡などから必要な検査を判断し、検査してその結果から次に必要な検査や治療法を検討します。

まだ医師になって3か月と未熟ではありますが、日々新たな驚きと感動の中で働いています。江東区の患者様に良質な医療を提供できるよう、努力していきます。


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