研修医リレー日誌2011 Jun

山本友也(岡山大学)

 この度、初期研修医リレー日誌の一人目を担当させて頂く山本友也です。医師として、また社会人として、同期の五人と共に新たな生活に胸踊らせる日々が続いています。
 まず江東病院の研修システムについて少しご紹介しましょう。
 レジデント一年目は大きく外科と内科に配属されます。外科では整形外科、一般外科、救急・麻酔といった区分です。内科は呼吸器、消化器、腎・内分泌といった区分けです。ちなみに私は呼吸器内科から研修をスタートしました。今この文章を書いているのは、呼吸器内科での研修が終了した時期です。

スマートなポータブル・エコーは、病棟内で大活躍です。

 呼吸器内科と聞くと、どのようなイメージが皆さんには浮かぶでしょうか。時期や土地にもよって扱う疾患に変動はあるでしょうが、私が多く体験したのは肺炎(急性、または誤嚥性)やCOPDといった疾患です。呼吸器内科なので、多くの患者さんは「呼吸困難感」を訴えて来院されることが多いです。
             呼吸機能検査やピークフロー・メーターも、自分で試してみないと
             患者さんには説明できません。ちゃんとやるには結構大変!
 ですが国家試験一遍の勉強ではやはり対応ができない場合も多く、私も恥ずかしながら病棟で右往左往する日々が続いています。採血しようにも、どこに採血のセットがあるかもわかりませんし、どのスピッツを使うかも最初はわからないことでしょう。それでも少しずつ学び、成長していると信じたい今日この頃です。

 ではここで具体的な臨床の話を一つ。例えばこういう時、皆さんなら何を考えますか?『80歳女性。呼吸困難感を訴え、38度を超える発熱と喀痰の増加を呈している』。
 国家試験ならば答えは「肺炎」でいいのでしょうが、その背景とやるべき事は様々です。例えば先程のような患者を目にした場合、次のような事を発想できるでしょうか?
毎週木曜日には、パラメディカルの職員も含めた回診があります。
準備は怠りなし!(部長に直に指導頂けるのも、当院の魅力です)
 患者はどこから来たのでしょうか。施設?自宅?それによってガイドラインが変わります。
 基礎疾患は?COPDがあるとうかつな酸素吸入はできません。
  どうやって評価しますか?
 アレルギーは?既往のない初発であれば、どうやって判断する?
 薬剤を中止する時期は?退院の時期は?何をもって退院とするでしょうか。
 など、考えることは山のようにあります。
 また、全ての情報は国家試験のように紙に書いてあるわけではなく、自分で収集しなければなりません。

 ポータブル内視鏡は、どこへでも「出張」します。

 そういった事柄まで含めて、是非この江東病院で学んでみませんか?
 地域の拠点病院であり、地域密着型のこの病院ではより実践に即した医療を味わうことができるでしょう。それでは、来年度の初期研修医を目指す皆さんの来院を、心よりお待ちしています。


看護師さんは「病棟のことをやさしく、そしてキビしく教えてくれる」頼りになる存在です。

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