Heart Care
ハートケア外来・教室
あなたの心臓、元気ですか?
心不全チームでハートケア外来&ハートケア教室を開始しました
私たち心不全チームのスタッフは「あなたの心臓、元気ですか?」をスローガンに掲げ、高血圧を中心とした生活習慣病の患者さまの“前心不全”を早期に発見し、治療につなげ、心不全の発症を少しでも予防できればと考えております。まずはお気軽に、ご相談ください。
ハートケア教室:第1金曜日 14時30分~
ハートケア外来:第2~第5金曜日 午後
2025年度のハートケア教室の開催予定 |
10月3日(金):講義内容① |
11月7日(金):講義内容② |
12月5日(金):講義内容③ |
1月9日(金):講義内容①(1月のみ第2金曜日に開催します) |
2月6日(金):講義内容② |
3月6日(金):講義内容③ |


ハートケア教室の講義内容 |
講義内容① 管理栄養士・理学療法士・薬剤師・看護師・医師のオールスタッフでの講義・実習 |
講義内容② 理学療法士・薬剤師の講義 |
講義内容③ 看護部・医師の講義・座談会 |
ハートケア教室は毎月第1金曜日に開催します。全3講義で1クールとなります。 |
【ハートケア外来受診方法】
・江東病院の循環器内科かかりつけの方
→循環器外来へ電話して受診予約をしてください。(03-3685-2166 代表)
・江東病院の他の診療科方
→かかりつけ医に紹介状を作成をしていただき、医療機関から医療連携室へ電話して受診予約をしてください。(03-3685-2253 医療連携室)
【ハートケア教室参加方法】
→循環器外来へ電話して参加予約(定員20名,予約は1週間前まで受け付け)
あなたの心臓、元気ですか?
以下の図の 心不全ステージA~Bの患者さまはハートケア外来受診推奨対象者様です。
以下の図の 心不全ステージA~Cの患者さまはハートケア教室参加推奨対象者様です。

p20・図2「心不全ステージの治療目標と病の軌跡」
推奨は 初回のハートケア教室(講義内容①)への参加
心臓についての心配あればハートケア外来受診
高血圧や糖尿病・肥満といった生活習慣病は、心不全の発症母地となります。
生活習慣病で最も多いのは高血圧で、日本人の約3人に1人が高血圧であると言われ、心不全の発症母地として重要な位
置を占めています。
高血圧は、一般に無症状であるため軽視されやすく、また、生活習慣病は多忙な壮年から中年に発症することが多いため、 高血圧を指摘されても、治療を受けずに放置されることも少なくありません。
高血圧を放置すると “前心不全状態” を経て心不全に至り、将来の健康長寿を妨げます。
したがって、高血圧単独であるうちに “減塩や適度な運動習慣をつけるなど,生活習慣の改善を行なうこと” や
”必要であれば薬剤による降圧療法を受けること”が、心不全への進展を妨げます

ハートケア教室3回のうち
講義内容①に参加していただくと高血圧についての有益な情報が得られます。「本当に高血圧だけか?」と心臓に不安がある場合には、ハートケア外来受診をお勧めします。
推奨は ハートケア外来受診で心臓の精査
ハートケア外来後 , ハート教室(講義内容①)への参加
“前心不全状態”とは、高血圧・糖尿病・肥満などの生活習慣病がある患者さまに“心不全徴候”が潜んでいる状態のことであり、患者さまご自身で“前心不全状態”であるかを判断することは困難です。
高血圧+糖尿病など複数の生活習慣病に長年罹患している場合は、無症状であっても一度“前心不全状態”でないかを確認するため、ハートケア外来の受診をお勧めします。
ハートケア外来では、採血や心エコーなどの非侵襲的検査で精査を行ないます。

** 開業医の先生方へ**
2025 年改訂 心不全診療ガイドラインでは、糖尿病・高血圧などの生活習慣病の患者さまで
NT-proBNP/BNP の上昇を認めれば、“前心不全ステージ” に該当することが提示されました。
“前心不全ステージ” では、器質的心疾患の有無の検査が必要です。お気軽にハートケア外来へご紹介ください。
推奨は ハハートケア教室3回(講義内容①~③)への参加
労作時呼吸苦や両下腿浮腫など、典型的な心不全症状が出現し、心不全の診断で入院加療後の患者さまは、ステージCに相当します。
心不全患者さまでは、心不全の急性増悪を繰り返す度に運動耐容能/QOLが低下し、最終的には死に至ります。急性増悪を繰り返さないためには”減塩・身体状況に合った運動習慣をつくるなどの生活習慣改善”や、治療薬の内服継続・毎日の血圧や体重測定などのセルフケアが必要となります。ハートケア教室では、これらの心不全患者さまに必要な諸々の事項について、栄養士・理学療法士・薬剤師・看護師 の各部門のスペシャリストが講義・実習を行ないます。
ハートケア教室では、ふだん主治医から聴く話とは異なる新しい発見があると思います。
