耳鼻咽喉科

Otorhinolaryngology

耳鼻咽喉科

Introduction

診療科紹介

当院耳鼻咽喉科では、鼻疾患の手術治療に注力し、以下のような診療に対応しております。

主な診療・手術内容

  • 内視鏡下副鼻腔手術(ESS)
  • 慢性副鼻腔炎や鼻ポリープに対し、内視鏡を用いた低侵襲手術を行っています。鼻内からのみで治療を完結させるため、患者様の体への負担を軽減し、早期回復が期待できます。
  • 難治性アレルギー性鼻炎に対する後鼻神経切断術
  • 薬物治療で効果が得られない場合に、後鼻神経を選択的に切断する手術を行い、くしゃみや鼻水などの症状を軽減します。
  • 慢性的な鼻づまりに対する内視鏡手術
  • 鼻中隔矯正術や下鼻甲介手術を含む内視鏡手術で、症状改善と生活の質向上を目指します。

手術日と入院スケジュール

手術日は金曜日に設定しており、 2泊3日(木~土) を基本としていますが、患者様のご希望に応じて 短期入院 も対応可能です。術後は細やかなケアとフォローアップを徹底し、安心して治療を受けていただける体制を整えています。

患者様一人ひとりの状況に合わせた治療を提供しております。

※頸部膿瘍や急性喉頭蓋炎などの対応は行っておりません。

Specialties

主な対象疾患

副鼻腔炎に対する内視鏡手術や扁桃炎の手術、顔面神経麻痺、突発性難聴(機能性難聴の精査を行なっておりません)など

耳下腺腫瘍や甲状腺腫瘍など頚部の手術必要な場合は専門医療機関へ紹介となります。

Bスポット治療、ネブライザーは行なっておりません。

Specialties

当科の特色、得意分野

好酸球性副鼻腔炎について(新たな治療方法も含めて)

好酸球性副鼻腔炎はアレルギーが深く関連する副鼻腔炎です。通常の副鼻腔炎と異なり、とても再発しやすく治療が困難な疾患のひとつです。 難病疾患に指定されております。主な症状は鼻づまりや嗅覚障害です。喘息に合併していることが多く、すでに喘息と診断されている方で先ほどの症状がある方は一度耳鼻咽喉科に受診されることをお勧めします。また嗅覚障害や鼻づまりが長期間継続している方も一度チェックが必要かと思います。 診断には CT や内視鏡検査に加え、ポリープの病理組織学的検査が必要です。 治療法は内視鏡での鼻の手術をメインとし、ステロイドの内服や点鼻薬を使いコントロールをしていきます。

最近ではデュピクセントという抗体製剤が積極的に使用されています。手術や内服治療でコントロールが難しい症例では、使用が考慮されます。注射製剤となり、2週間から4週間に1度投与することになります。注射の薬になりますが、医師からの説明を受け、手技に慣れていただければご自身で注射していただくことも可能です。 治療抵抗性の方でも比較的効果を示すことが多く、今後も好酸球性副鼻腔炎の治療の主役として期待されています。 当院の外来でも処方することが可能ですので、好酸球性副鼻腔炎でお困りの人は受診を検討いただけましたら幸いです。

診断基準に合致していれば、当院から難病指定の申請も提出することが可能です。 月~木、土に担当医師がおりますので、そちらに受診いただきますと治療のご相談ができます。


スギ花粉症の症状がひどく、お困りの方へ

既存治療で効果不十分な方には、抗体製剤のゾレアが使用可能です。担当医へご相談ください。

Staff

診療スタッフ

野島 暁人(のじま あきひと)

役職

耳鼻咽喉科医師

出身校

日本大学(平成23年卒業)

専門分野

耳鼻咽喉科一般

資格

  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 耳鼻咽喉科専門医

Achievement

実績

手術名2023年
アデノイド切除術4
経鼻腔的翼突管神経切除術1
鼓膜(排液、換気)チューブ挿入術11
鼓膜切開術50
口蓋扁桃手術(摘出)49
先天性耳瘻管摘出術4
内視鏡下鼻・副鼻腔手術2型
内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術)21
内視鏡下鼻・副鼻腔手術4型(汎副鼻腔施術)13
内視鏡下鼻腔手術Ⅰ型10
内視鏡下鼻中隔手術Ⅰ型24
鼻腔粘膜焼灼術26
扁桃周囲膿瘍切開術11