ごあいさつ

Greetings

ごあいさつ

理事長 黒澤 尚(くろさわ ひさし)

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当院は1955年の開設以来、一貫して地域に根差した医療を目指して、地域の方々から信頼を得ております。

医療活動として、当院は通常の日中の外来診療、入院診療だけでなく夜間の急病の患者さんのための夜間の救急医療も行っております。診療は内科に加えて、呼吸器内科、循環器内科、消化器内科、腎臓内科、脳神経内科、リウマチ膠原病内科、等専門医をそろえた内科系各科、さらに、外科、整形外科、婦人科、泌尿器科、眼科、耳鼻咽喉科などの外科系各科があります。さらに、小児科、皮膚科、リハビリテーション科、麻酔科とほぼあらゆる疾患に対応できる体制をそろえております。また、順天堂大学、昭和大学との密接な連携によって、高次医療への紹介もスムーズに行っております。

また、当院のグループには、腎透析医療を専門とする東京綾瀬腎クリニック、介護高齢者のための介護老人保健施設「かがやきライフ江東」、江東病院附属在宅診療所、訪問看護ステーション「たんぽぽ」、認知症高齢者グループホーム「サンライズホーム」、と医療と介護福祉のための施設を網羅、完備しております。高齢社会の現在、どうかこれらの施設の利用もお願いいたします。

この3年のコロナ禍の間、江東病院は発熱外来を設け、また東京都の要請に応じてコロナ専門病床も開設し、コロナ感染に対しても積極的な対応を行っております。

以上、江東病院はこれまで通り、地域の皆様の医療と福祉のために全力で対応するつもりです。どうかよろしくお願いいたします。

病院長 梶原 一(かじはら はじめ)

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江東病院は昭和30年に開設された地域密着型の総合病院です。開設当初から順天堂大学の関連病院として、多くの診療科で医師の派遣を受けて診療体制を整えてまいりました。現在は昭和大学や帝京大学からも応援していただき診療を行っております。

総合病院として地域の皆様の一般的な病気やけがの診療を行うほか、救急診療にも力を注いでいます。現在は「東京都二次救急医療機関」として指定を受け、特に東京都区東部の医療機関では少ない「小児科休日・夜間診療事業」に参画し東京都の救急診療に協力しております。このため、休日および夜間には、内科、外科、小児科に加え整形外科の4つの診療科で医師が常駐し診療を行っております。

一般診療では、近年の社会の高齢化に伴い発生する数多くの疾患に対応するため、内科系診療科においては臓器別に細分化した専門医を、外科系診療科では、最新の手術治療を行う専門医をそれぞれ配置して治療を行っております。特に消化器疾患の診療に関しては、消化器内科と消化器外科のスタッフが連携して消化器センターを運営し、検査から手術までスムースに診療ができるよう努力しております。さらに、睡眠時無呼吸症候群や人工透析などの特殊な疾患のほか、リハビリ、健診部門などをセンター化して独立し、効率よく診療ができるよう配慮をしております。また、近年最も多い疾患である悪性腫瘍の治療においては、化学療法室を設置するとともに緩和ケアチームを編成するなど、医療における多彩なニーズに応えるよう努力しております。

当院は、急性期病棟256床に加えて回復期リハビリテーション病棟30床の合計286床の中規模病院ですが、「東京都災害拠点病院」として、大規模災害時の傷病者などの受け入れ体制の整備をしております。昨年来地球規模で拡がる新型コロナウイルス感染症に対しては、専用病棟を開設して「新型コロナ重点医療機関」に登録し、東京都の要請に従って現在もコロナ診療への協力を行っております。

2020年に始まったコロナ禍では病院を訪れる患者さんが激減しましたが、3年目を過ぎた現在、入院、外来共に患者数が回復しています。いまだコロナの終息が見えないため厳しい診療が続きますが、このような状況下でも、安全で質の高い医療を提供するとともに、病院の理念である「親切で誠実な医療を提供する」を達成できるよう職員一丸となって取り組んでまいりたいと考えております。