耳鼻咽喉科

Otorhinolaryngology

耳鼻咽喉科

Introduction

診療科紹介

耳鼻咽喉科の診療内容は、「話す、聞く、(匂いを)嗅ぐ、食べる」という大切な感覚器のトラブルと密接に関連しています。これら「健康な人であれば、当然できていること」を治療(し回復)することは、患者さんのQOL(生活の質)を高めることに他なりません。

当院では順天堂大学医学部付属順天堂医院(耳鼻咽喉・頭頸科)のご協力により、さまざまな手術を行っております。手術を希望される方は、常勤医師の診察が必要となりますので、月~木の午前中(火・木は午後3時まで)や土曜日に受診いただけますと幸いです。

新型コロナウイルスの感染蔓延に伴い手術予定の方には、入院2日前に唾液でコロナウイルスPCR検査を受けていただきます。 手術日の1ヶ月以内に術前検査を施行します。(血液検査、レントゲン、心電図、呼吸機能検査)半日程度で検査は終了します。結果に応じて他科の受診が必要であれば受診いただきます。
※頸部膿瘍や急性喉頭蓋炎などの対応は行っておりません。

Specialties

主な対象疾患

  • 習慣性扁桃炎/IgA腎症
  • 滲出性中耳炎
  • 慢性中耳炎
  • 慢性副鼻腔炎
  • アレルギー性鼻炎
  • 顎下腺唾石症(口内法)
  • リンパ節腫脹
  • 顎下腺腫瘍
  • 急性扁桃炎
  • 扁桃周囲膿瘍
  • 突発性難聴
  • 顔面神経麻痺
  • めまい

Specialties

当科の特色、得意分野

好酸球性副鼻腔炎について(新たな治療方法も含めて)

好酸球性副鼻腔炎はアレルギーが深く関連する副鼻腔炎です。通常の副鼻腔炎と異なり、とても再発しやすく治療が困難な疾患のひとつです。 難病疾患に指定されております。主な症状は鼻づまりや嗅覚障害です。喘息に合併していることが多く、すでに喘息と診断されている方で先ほどの症状がある方は一度耳鼻咽喉科に受診されることをお勧めします。また嗅覚障害や鼻づまりが長期間継続している方も一度チェックが必要かと思います。 診断には CT や内視鏡検査に加え、ポリープの病理組織学的検査が必要です。 治療法は内視鏡での鼻の手術をメインとし、ステロイドの内服や点鼻薬を使いコントロールをしていきます。

最近ではデュピクセントという抗体製剤が積極的に使用されています。手術や内服治療でコントロールが難しい症例では、使用が考慮されます。注射製剤となり、2週間から4週間に1度投与することになります。注射の薬になりますが、医師からの説明を受け、手技に慣れていただければご自身で注射していただくことも可能です。 治療抵抗性の方でも比較的効果を示すことが多く、今後も好酸球性副鼻腔炎の治療の主役として期待されています。 当院の外来でも処方することが可能ですので、好酸球性副鼻腔炎でお困りの人は受診を検討いただけましたら幸いです。

診断基準に合致していれば、当院から難病指定の申請も提出することが可能です。 月~木、土に担当医師がおりますので、そちらに受診いただきますと治療のご相談ができます。


スギ花粉症の症状がひどく、お困りの方へ

既存治療で効果不十分な方には、抗体製剤のゾレアが使用可能です。担当医へご相談ください。

Staff

診療スタッフ

野島 暁人(のじま あきひと)

役職

耳鼻咽喉科医師

出身校

日本大学(平成23年卒業)

専門分野

耳鼻咽喉科一般

資格

  • 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 耳鼻咽喉科専門医

Achievement

実績

部位手術名2020年2021年2022年
鼻下手術鼻中隔矯正術/内視鏡下鼻中隔手術Ⅰ型13923
内視鏡下副鼻腔手術Ⅲ型1129
内視鏡下副鼻腔手術Ⅳ型18916
粘膜下下鼻甲介骨切除術462
後鼻神経切断術230
鼻腔粘膜焼灼術282528
耳科手術鼓膜切開術401322
鼓膜チューブ挿入術121119
その他手術口唇腫瘍摘出術(粘液嚢胞摘出術)242
耳介血腫開窓術112
咽頭異物摘出術436
唾石摘出術(口内法)215
気管切開術123
扁桃周囲膿瘍切開術5410
口蓋扁桃摘出術202013

検査名2020年2021年2022年
標準純音聴力検査948886765
標準語音明瞭度検査344358
簡易聴力検査44135216
ティンパノメトリー189672661
耳小骨筋反射検査575132
電気味覚検査465042
重心動揺検査19815364
耳鳴検査636139
静脈性嗅覚検査143026
鼻咽腔ファイバー722669620
咽頭ファイバー650733635
超音波検査(断層撮影法)290299295