子宮頸部異形成(疑い)

Cervical dysplasia

子宮頸部異形成(疑い)

1.症状

「子宮頸部異形成」ないし「子宮頸部異形成の疑い」では、症状は特にありません。

2.原因と病態

ヒトパピローマウイルス(HPV)が子宮頸部(子宮の入り口)に感染し、子宮頸部の上皮の異形成を起こすのが80%以上と言われています。

3.診断

子宮がん検診・検査時等で子宮頸部細胞診の検査を行った時に、「子宮頸部異形成」または「その疑い」ということで診断され、その原因について組織診断を行い、ウイルスの型を検査します。

4.治療

自然にウイルスが消失していくことを待つのが一般的です(数年から10数年)。病状が進む方向にある場合(軽度→中程度→高度異型性→上皮内がん)には、子宮頸部を切除する(子宮頸部切除術=円錐切除)手術療法が行われます。

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