外傷性疾患

Traumatic diseases

外傷性疾患

当院は、入院や手術を要する患者を365日24時間体制で受け入れる2次救急指定病院です。そのため、小児を含め若年者から高齢者まで、骨折・捻挫・打撲・脱臼などの外傷性疾患に対して、経験豊富な専門医が迅速かつ適切な診断を行っています。手術治療が必要でない場合はギプス固定などを行い、外来通院での治療となります。手術治療が必要であれば、可能な限り早期に手術予定を組んで対応させていただきます。また、日々の外来診療でも、近隣のクリニックからの紹介患者や初診患者の外傷性疾患に対して、同じように迅速かつ適切な診断、治療を行っています。
高齢者の増加に伴い、大腿近位部骨折・上腕骨近位端骨折・手関節骨折などの骨折が増えており、骨折を中心に様々な外傷性疾患に対して年間約300件の手術治療を施行しております。

手術による治療

手術治療では、最小侵襲手技による髄内釘固定やプレート固定などを行い、早期社会復帰をはかっています。医師全員でカンファレンスを行い、適切な手術治療について検討を重ねながら、最善の治療を選択しています。

  • 髄内釘固定の一例
  • プレート固定の一例


特に、高齢者の寝たきりの原因の一つである大腿骨近位部骨折に対しては、入院時に原因となっている骨粗鬆症の治療介入を行い、早期手術、早期離床に取り組んでいます。手術の翌日には車椅子に乗っていただき、自宅退院、社会復帰を目指してリハビリテーションに取り組みます。

  • 大腿骨頸部骨折に対する人工骨頭挿入術の一例
  • 大腿骨転子部骨折に対する髄内釘固定術の一例

自宅退院、社会復帰には長時間を要することもありますので、当院のリハビリテーション病棟で入院リハビリを行ってから退院することもできます。ご希望があれば、自宅近くのリハビリテーション病院に転院することもできます。