骨粗しょう症

Osteoporosis

骨粗しょう症

1.症状

骨粗しょう症とは、骨粗しょう症は加齢などの原因により、骨の量や密度が減少したり、骨質が劣化したりすることにより骨折が引き起こされやすくなる病気です。閉経後にホルモンバランスが崩れて骨代謝に異常を来たし、骨粗鬆症化が進むことから特に女性に多い病気です。

骨密度は若年期にピークを迎え、年齢とともに減少していきます。スカスカになってしまった骨はちょっとした衝撃でも耐えきれず、四肢の骨折や背骨であれば椎体の圧迫骨折を引き起こします。最近では転ばなくても、物を持ったりくしゃみしただけでも起こる「いつのまにか骨折」という言葉もあります。

他にも偏食や過度のダイエット、運動不足や喫煙、飲酒との関連も考えられており、若い女性の骨粗しょう症も問題視されています。

2.診断

上述のように必ずしも転倒していなくても骨折することがあるため、早期の診断が重要です。検査としては単純レントゲンで脊椎の圧迫骨折の有無を調べたり、骨密度検査を行ったります。骨密度検査はX線の透過性を測定し、若年者との骨密度の割合を比較して診断します。他にも血液検査で骨吸収マーカー、骨形成マーカーを測定し、骨代謝の状態を評価することもあります。

最近背が縮んだな、腰が曲がってきたなという人は、一度検査を受けてみてもいいかもしれません。

3.予防と治療

骨粗しょう症の予防と治療に大事なのは食事と運動です。食事は骨の主成分であるカルシウムや体の原料となるたんぱく質、カルシウムの吸収に必要なビタミンDや骨の形成に関わるビタミンKの摂取をすすめます。逆に摂りすぎると良くないものとして、加工食品(リンを多く含む食品)や食塩、食物繊維、カフェイン、アルコールなどがあげられます。

骨には運動による負荷を与える事で骨量を維持もしくは増やす効果を期待できます。年齢や体力に応じて、無理のない範囲で運動を継続することが重要です。例えば1日20分以上のウォーキングでも十分な効果があります。加えて、太陽の陽を浴びると体内でカルシウムの吸収を助けるビタミンDが合成されます。ぜひ1日の習慣として取り入れてください。

それでも、骨密度の低下や病状の進行がみられる場合には薬物による治療をします。薬には内服や注射製剤があります。どの治療が適切かは当院の骨粗しょう症外来担当医とご相談ください。

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一度骨粗しょう症による骨折が引き起こされると、治療をしない場合二度三度と骨折は連鎖します(骨折の連鎖)。将来骨折が原因で寝たきりにならないためにも、予防と治療をしっかりと行いましょう。

4.骨粗しょう症外来(電話予約制 江東病院代表 03-3685-2166)

毎週木曜日の午後2時~4時で骨粗しょう症の専門外来を行っています(担当医:奥田、幡野)。
骨密度が正常でも骨粗しょう症の可能性があります。正確な骨密度や採血で骨粗しょう症のタイプを診断し、最適な治療を医師、看護師、薬剤師のチームで提案していきます。
骨粗しょう症の診断と治療は、整形外科・骨粗しょう症外来にご相談ください。